きゃらめる堂◆M-trinity

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カテゴリ: 制作日誌

タブレット直描きというか、デジタルペン入れというか。正確にはどういうのか知らないのですが、ともかく今回がほぼ初めてになります。
いままでは基本的にペン入れまでは紙に付けペン。コミックスタジオやSAIなどのグラフィックソフトは、トーン貼りや色塗りに使ってました。

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自分の場合、もう年齢的にも改める必要はないのでは、とも思うのですけど。
とはいえ、新しいツールによって開発された技術がどんどん常識になってしまいますので。よほどの強い個性を持っている作家さんでない限り、それを無視するのはやはり難しいのではないかと。

というわけで、長年培った付けペンの技術はひとまず脇に置くことにして。Clip studioの優れたベクターペン・ツールを使ってみることにしました。
とはいえ。これを自在に使いこなせるようになるのは、まだまだずっと先のことになりそうですが。
まずは時間をかけてしつこくやって行こうと思ってます。いずれはもっとスピードも上がっていくことでしょう。

こういうツールは自分にとって最適のセッティングを見つける作業も必要になってきます。
いまのところこんな感じですが。線幅が細く一定で、入りと抜きだけくっきりした感じを模索しています。

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「後補正」だけ、線の長さによって使い分けてます。
画像のものは目盛りを二つチェックしてますが、これは短い線用。もっと長い線をぶれなく引く場合は、目盛りを三つチェックして「後補正」を強く効かせることにしました。

やはりいちばん手間がかかったのは第1話の痴漢電車の話なんですが。群衆(モブ)シーンがやたら多いのですから当然ですね。長いブランクにもかかわらず、律儀にいちばん大変な第1話から手を付け始めたのが敗因ではないかと。

描いているうちにだんだん勘が戻ってきて、スピードも上がっては来たんですけど。あと、鉛筆で下描きをするときは青色であたりをつけていたことを思い出したら、また調子が戻ってきました。というか、そういう手順を忘れているのもどうかしているとは思いつつ。

絵柄はなあ。何か流行とはかけ離れた自分の絵柄を見つけたいとは思いつつ。それはまあ今後の課題ということで。

↓でもってこれはいわゆる差分といわれるカットの下描きです。

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↓これに重ね合わせるかたちで使うのですが。

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マンガと勝手が違うので試行錯誤を重ねつつ。これはこれで面白い経験をしています。

前作からのブランクもずいぶんと長くなってしまいましたし。
絵をご披露するというよりも、「制作中ですよー」ということをお知らせする目的で、なるべく毎週更新をすることにしてます。あくまでも本番は完成作品。
こうしてコツコツと種をまくようなことを続けたのち、いつか芽を出し花を咲かせる日が来ることを願いつつ。

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でもって今回もじつは没カットです。
前のカットとあまり変わり映えのしないアングルになってしまったので。キャラクター同士の体格差がはっきりわかるアングルとなると、やはり似てきてしまうんですよね。修正版ではもう少し大胆に変更しました。

大きい方が娘。ずっと引きこもりだったのですが、母親の愛情によって、ついに成長する日が訪れた……みたいな物語です。

前回の続きです。
実際のところ、巨大女というジャンルではもうありとあらゆるアイデアが出尽くしているので。鮮度を求めるのは難しい。ではどうしましょう。

とりあえず今回は、まずメディアを変えてみることにしました。
私自身もすでに数多くの巨大女作品をマンガで描いてますし。さらに目先の変わったものを考えるのは難しい。というわけで、同人CG集でやってみることにしたのであります。

そしてもうひとつ、じつは個人的にはこっちが重要なんですが。
「巨大女は何の象徴なのか?」という問いに対する解答をある程度設定して、説得力のあるかたちで描ければという試みも、繰り返しているのであります。

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そもそもの話なんですが。なぜ巨大女に惹かれるのでしょうかね。そしてその魅力はどういう言い方をすれば伝わるのでしょう。

・背の低い男性の身長コンプレックス。
・大きな女性に寄せるマザーコンプレックス。
・力でも身体の大きさでも敵わない女性に対して抱くマゾヒズム。
・思春期に急成長する少女の肉体への驚異。

わりとありがちな解釈としてはこんな感じでしょうか。
(しばらく前に見たフェリーニの「アントニオ博士の誘惑」が、広告産業やメディアセックスへの恐怖と憧れのようなかたちで巨大女を描いていて、何かとても感銘を受けてしまいました。私にはちょっとそこまで高度なメタファーは難しい)

というわけで、今回の3本立てですが。3話目では、母娘の関係をテーマにしてみることにしました。
引きこもりの娘を持つシングルマザー。
というかなり異色の設定を持ってくることにしたのですが、さて、どう受け止めていただけることになるのか。楽しみにして制作に励みたいと思います。

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でもまあ正直なところ。巨大フジ隊員のようにシンプルに巨大女を登場させて、各自がそれぞれ好き勝手な魅力をそこに見出すというか。そういうシンプルなスタイルのほうがよかったとは思っているのです。
ファーストコンタクトはやはりいつまでも忘れがたい。

前にTwitterにて、巨大女作品とゴジラ映画を比較してみたことがあったのですが。この両者、最初に出会ったときの衝撃力を何よりも重視して楽しもうとすると、同じような難しさがあるとは思えませんでしょうか?

初めてゴジラが人類の目の前に登場したときの衝撃力。
同様に、私たちが初めて巨大女作品を目撃したときの衝撃力。

このシンプルな衝撃力というのは、大変な魅力があるのですが。しかし回を重ねるごとにどうしても減っていってしまいます。ゴジラの場合も、続編作品においてさまざまな工夫が成されてきました。

・敵怪獣を出現させて対決させる。
・息子を登場させてファミリー路線を試みる。
・「シェーッ!」のような芸をさせて親しみを持ってもらう。
・怪獣をたくさん登場させて大判振る舞いをする。
・怪獣を取り巻く人間たちの悲喜こもごもを描いて人間ドラマで見せる。
・新人女優とのタイアップで話題を作る。

個人的には巨大女作品の場合も、最初の頃の絶大な衝撃はずいぶんと昔に過ぎ去ってしまいました。そしてネット上でも膨大な数の巨大女作品が創作され、ほとんどあらゆるネタがやり尽くされてしまった感さえあります。
鮮度や衝撃力だけを求めるのなら、私はたぶんもうこのジャンルを楽しむことはできないかもしれません。

ではどうすればよいでしょう。
ゴジラ映画の手法を参考にするのもアリでしょう。
その他に、何かよさそうな手はないでしょうか?

ということについて、また次回考えてみたいと思います。

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進行状況ですが。
3本立ての2話目の下描きまで終わりました。
3話目の設定やキャラクターなどについても、また次回お知らせしたいと思います~。

巨大女作品として人生の早い時期に出会い、強烈な印象を抱いたものとしては。私の世代あたりだと『ウルトラマン』の巨大フジ隊員、『ルパン三世』の巨大峰不二子あたりがやはり代表格だと思われますが。

他にも個人的には、創刊当初のヤングマガジンにて連載されていた、巨匠・手塚治虫氏による『こじき姫ルンペネラ』もまた強い印象を残した作品でありました。
室内で巨大化した挙げ句、ついに部屋そのものになってしまって、部屋の中やさらにその奥(?)へと訪問者を招くような場面があります。

ビデオがなかった頃のテレビ番組は、リアルタイムで見てその記憶を頼りにするしかなかったし。ネットがなかった頃は、雑誌を手放してしまったらそのままだったし。
何かこう記憶だけを頼りに妄想を募らせているうちに、ヘンな性癖が人格の根深いところに根付いてしまったりしたのでしょうかね。手遅れだな。

というわけで、制作中の作品の没下描きから。

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これは第2話のクライマックスシーンの基本絵として描いてたのですが、ふと冷静になって考えてみると、じつは第1話とほとんど同じような構図だったのですよね。シチュエーションは違うんですが。
顔と性器が見えて、女の子の大きさがわかりやすい見上げ目線。横長画面なので右に傾けた斜め構図。あまりよく考えないで自然な感性で描いていたら、だいたいこんな感じになっちゃうんじゃないかなー。

というわけで描き直し。没下描きをここにアップすることにしました。テキトーな下描きですので、ヒマつぶしなどでご笑覧いただけましたら幸いであります~。

超スローペースと思われるかもしれませんが、これでも少しずつスピードアップしつつあるつもりだったりはするのです。
なるべく週に1度以上のペースで進行状況などをお伝えしたいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします~。

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しかし毎日机に向かいっぱなしというのは何年ぶりになるのだろう。
机の上、作業スペースの真っ正面にドカンとテレビを置いて、つけっぱなしにしています。アンテナ端子がべつの部屋の遠いところにあったのですが、20mくらいのアンテナコードを買ってきて、部屋の柱とか鴨居とか長押を這わせて、延々と引っ張って設置しました。
という感じで、とりあえずは集中しやすい環境が出来上がっているのでありました。

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